お金だけでは割り切れないバイク売買。

バイクを買取に出そうと決意するには相当の決心が必要で、それなりの事情がないと思いきれないものです。

ただの移動手段に使っているバイクなら決意なんて必要ないでしょうが、“思い出の詰まった愛車”となると話は別です。

バイク買取に出すのを決めるまで、中には半年以上の時間が必要だったという人もいます。

バイク買取のショップが24時間体制で受付を行っているのを、私は単にユーザーの利便性を考えてのことと考えすぎばやしていましたが、それだけではないようです。

私の友人にもう8年間も「ジェベル250XC」に乗っているという男がいました。

その彼が家庭の経済的な事情からその愛車まで手放さなければならないと考えたとき、バイク買取に出そうと決心するまでに2か月間を要したと後から明かしてくれました。

決心した当日は夜中じゅうずっと考え通して、決心がついたのは明け方だったそうです。

彼は出社までの時間にバイク買取の会社に連絡をして、それから1週間、そのバイクで最後の通勤を楽しんだそうです。

いまバイク買取に少しでも高い価格で売りに出そうとするなら、数社まとめて一括で見積もりが取れるようになっています。

時間がない人でも、自宅からバイク王などで査定ができるようになっています。

しかもどのバイク買取会社も簡単査定のシステムが一般化されていますから、価格で比較をするのもあっという間、自宅のパソコンやスマホからものの数分で決着がつきます。

しかし彼はそうしませんでした。

懇意にしている中古車専門の査定スタッフに来てもらい、いろいろと積もる話をしながら価格交渉に臨んだそうです。

たかがバイクと思う人もいるでしょうが、自分の分身のような存在であった相棒の二輪車、そこにはお金だけでは割り切れない物語があります。